今井雅宏 無料コラム

2024.4.27 更新

*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。

前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。

出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。

新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!


2024.4.27 更新

天皇賞春データ分析

編;今週はまたまた先週に続いて1点目的中など盛り沢山で強烈でしたよね~。日曜京都7Rでは馬連1点目で的中して、3連単463倍の4万馬券も的中です。土曜にはやはり東京1Rで馬単1点目的中して、3連単180倍の万馬券も的中ですね。他にもいろいろ当たって余裕のプラス収支で、単勝もやはり先週同様プラスで、複勝も余裕のプラスと安定してました。重賞では勝負レースに選んだマイラーズCで、こちらは人気薄の本命ニホンピロキーフは3着だったので3連複になってしまいましたが、20倍を2点目的中で、もちろん3連単62倍も的中です。

今;勝負レースに選んだ重賞で当たったのは良かったけど、なんか少し不完全燃焼だったかな。もっと大爆発しそうで微妙にズレたというか。

編;確かに180倍的中の土曜東京1Rなんかは、3,4着が入れ替わっていれば700倍が3点目的中でしたもんね。

今;日曜東京5Rもずっと前が壁で追えなくて2着だからガクッときたよ。

編;不利がなければ単勝10倍で3連単500倍も恐らく当たってましたよね。他にも強烈なのがいろいろありました。ただ何だかんだでかなりのプラスで重賞も当たったので、その調子で今週もお願いしますね。

今;天気予報が当たったのが何よりだったね。やっぱり天候が分かると取りあえず予想もスムーズに済んで良いよ。

編;あとはいつもの馬体重ですよね。今週も馬体重で絞ればさらに儲かりました。日曜勝負レースも、唯一本命が走らなかった東京12Rでは馬体重がマイナス24キロでおかしかったので結局縦目の3連複で決まりましたし。

今;さすがにあの馬体重だとそうなっちゃうね。

編;それでは重賞回顧です。まず土曜の勝負レース福島牝馬Sですね。本命のコスタボニータは進路がなくなって危ないところを立て直しても勝っちゃいました。強かったですね。

今;イスラボニータ産駒のC系だからね。内枠の多頭数小回りならしぶとさが存分に活きる。絞れてなかったから瞬発力勝負だと危なかったけど上がりも掛かったし、懸念されたBコース替わりも内と前の馬場で、むしろプラスで良かったよね。

編;対抗のウインピクシスが3着でワイドでの1点目的中になったのは残念でしたが。ウインピクシスはあまり人気なくて結構美味しい配当でしたし。

今;前走太かったのはあるけど、それでもさすがに逃げ馬が休み明けでマイナス14キロは厳しかったよ。そのぶん、最後にちょっと体力切れを起こしたという競馬だった。逆にフィールシンパシーは理想的な馬体重、展開、馬場だったぶんやられたね。

編;マイラーズCは、予想上位4頭が5着以内に入って、4着の11番人気も8番手評価ですからだいたい読み通りでした?

今;人気薄だったニホンピロキーフは鮮度が高くて逆ショッカーだし、同点で人気のぶん対抗だったソウルラッシュはベスト条件の京都外枠の道悪だからね。あとは川田が得意の早仕掛けをしてくれれば1点目で当たるから、それを期待したけど。

編;今回は何故か矯めて乗っちゃいましたね(笑)。マイルCSのときみたいに早仕掛けしてくれれば、差し競馬でしたし危なかったですが。

今;さすがにあれで懲りたのかなぁ。あのとき話したように、この馬も今回みたいに矯めて差した方が良い馬だからね。

編;マイルCSの回顧で解説していた通りの結果でしたね。川田は皐月賞での失敗もあったばかりですから、余計に早仕掛けに懲りたのでしょうが。

今;ニホンピロキーフのキタサンブラックだけど、鮮度時は短縮が合うんだよね。昨年2着のガイアフォースもそうだけど、鮮度があると短縮の場合は馬群を割れる。我慢する時間が短くなると頑張れるタイプだから、中枠でも全く気にする必要はないよ。バロネッサは入れ込んで硬くなってきて失敗だった。この時期のロードカナロアとモーリスは精神面での見極めが難しいんだけど。

編;対抗の人気薄が激走しただけに余計にですよね。だいたい本命か対抗が激走した週でしたが、縦目で馬単42倍が当たった日曜京都12R、あれも随分儲けてましたね(笑)。

今;対抗が勝って単勝18倍付けたレースだよね。あれは最初カミーロ本命で予想してたんだけど、かなり雨が降る予報に予想途中で変わってきたんで、高速馬場適性の高いメイショウナナクサに本命を入れ替えたんだよね。こっちの方が単勝34倍でさらに人気なかったし。そしたら予報通り雨が降ったのは良かったけど、何故かダートは水が全然浮かないで芝と違ってずっと良馬場だったんだ。最後に稍重になったけど。普通は逆で芝の状態が良いときは、ダートの方が渋化が早いから、芝稍重、ダート不良みたいなイメージで予想したら逆だったね。

編;時計も良馬場並みに掛かりましたもんね。確かにメイショウナナクサは「かなり降って高速馬場なら」という解説だったので、こういうときは馬場から人気薄のカミーロ厚めが正解ですか?

今;単勝が18倍と34倍で、本命対抗どっちも人気薄だから、普通に馬場がどうであれ単勝爆弾はした方が良いけどね。特にこの場合はカミーロからもきっちり買っておきたいよ。実は180倍が当たったレースも、460倍が当たったレースも、今週は午前中用事で忙しくて買えなかったんだよ(笑)。

編;ええ~ショックじゃないですか(笑)。

今;それでも他のレースだけでかなりプラスにしたからね。このカミーロとかもそうだけど。とにかく馬場、馬体重を見てレースを選択して勝負に越したことはないという、いつもの結末だったよね。

編;分かりました、今週もそれでやっていきます!では今週も万馬券を期待して、天皇賞春のデータ分析にいきましょう。まず昨年ですが阪神大賞典勝ちのジャスティンパレスが勝ちました。

今;たまには阪神大賞典勝ち馬限定で見てみようか。そうすると京都開催時では、21頭中12頭が3着以内。来た馬は前走3角2~8番手と少頭数が多いことを考えると様々だね。

編;今年の該当馬は3番手でしたよ。

今;それなら4番手以内で見てみると、12頭中7頭が3着以内だよ。今回の位置取りは3角1~10番手。うち5番手以内になった馬だと5頭とも3着以内、4角5番手以内になった馬だと8頭中7頭が3着以内だから、相手強化でもある程度ついて行ける機動力がある馬だとベターな感じだね。道悪の年も2頭とも来ていて、単調な長距離からという活性化不足を補える仕掛けがあるとより良い。2走前はGⅠかGⅡで7着以内、うち6頭が4着以内に好走していた。だた該当全てが7着以内だから、特別意味のあるデータでもないかな。むしろ2走前にGⅠで3着以内の馬は4頭中3頭が消えていて、それ以外だと6頭中4頭が来ているように、似た条件のステップレース好走馬だけにもちろんトップクラスカテゴリーストレスは薄い方がより有利になる。2走前が2400m以下の馬だと6頭中5頭が来ているよ。

編;2着ディープボンドは、阪神大賞典5着後の5番人気でした。

今;阪神大賞典で4~6着馬を見てみると、京都開催時は38頭中3頭が3着以内で、4着も3頭。率は低いけど来た馬のうち2頭は二桁人気だから注意は必要だね。来た3頭は前走1,2,5番手。前走4角で5番手以内だと、22頭中6頭が4着以内だから、ある程度活性化されていると理想になる。今回の位置取りは3頭とも3角3番手。今回3角3番手以内だと14頭中4頭が4着以内。ただ他に4着に好走した2頭は4角でも12,13番手。巻返しステップだけに極端な脚質をとった馬、なかでも積極策をとる馬には要注意という感じかな。2走前は、JC、有馬記念、香港で5着以下。蓄積疲労はほとんどないけどそれなりにタフな経験をしている馬は怖いよね。

編;3着シルヴァーソニックは登録のない海外からでした。

(続く)


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